縦割り保育って?
20年10月09日(金)
「グループ」という大きな家族です。
富士見幼稚園の特色のひとつである「縦割り保育」。これは、異年齢の子どもたちを「グループ」として構成し、毎日の園生活の基本とすることです。年齢の違う子ども同士が一緒に生活することで、子どもたちには大きな刺激と発見がいっぱい。自然に、大きな子は小さな子たちの面倒を見たり、手助けをしたり。小さな子は瞳をキラキラさせて、お兄さんお姉さんをお手本にします。家族としての「グループ」の中での様々な経験を通して、子どもたちはたくさんの学びを自然にしていき成長していきます。
富士見幼稚園に入って初めて耳にした『やさしさの伝承』という言葉。その言葉通り、縦割り保育で大きな子にたくさん甘えてたくさん優しくしてもらった小さな子は、今度は自分が大きな子という立場になった時に、同じことを自然と実践するようになります。特に一人っ子のお子さんには兄弟姉妹の経験をさせてあげるまたとないチャンスだと思います!
私自身、入園前は縦クラスという珍しいクラス形式について、異年齢の関わりを重んじるあまり、“その年その年の子が持つ力や良さを引き出すのに多少なりとも妨げになるのではないか?”と心配したこともありましたが、実際には異年齢の関わりが刺激となり、より大きな力を引き出しているように感じました。
必要に応じて横クラスの活動も行われ、たっぷりとある自由あそびの時間に一緒に遊ぶこともできるので、同年齢の関わりをもつこともでき、お友だちもいっぱいできます♪
優しさの伝承があります。縦割りクラスの中にペアさんがいるので、常に頼れる存在の姿、あこがれの姿がそばにいてくれます。年少の時に年長のペアさんがいて心強かった、その経験が、年長になった時、私も年少さんを助けてあげたい、という思いにつながるようです。ペアさんのママが言ってました。娘は、次は年中ですが、早くも満3歳入園のお友だちに「私がいるから大丈夫だよ」と言いたいそうです。週に1回のペアさん交流だったら、ここまでの気持ちは育たなかったと思います。