自然の中へ

人間の魂に働きかける目に見えないエネルギーが、自然の中にあります。それは自然がつくり出す生命のエネルギーです。土、水、砂、石、どんぐり、木、花、雲、樹皮、木の根は、幼児の心の成長とりわけ「想像力」の成長を刺激します。

テレビやCD、DVD、パソコンはそれらを阻害します。

ヘレンケラーが流れる水を、言葉の持つエネルギーとして受け入れたように、自然の中で五感と四肢で体験することが、感情を育て、意欲や関心、興味を引き出すのです。

ですから私たちの幼稚園は、お散歩に行き、赤熊広場で走り回り、園庭の隅っこだんご虫やありを見つけ、自然の声を静かに聞く体験を大切にしているのです。